デジタル一眼レフ レンズの選び方 初心者向け
今更ですが、初めてデジタル一眼レフを買った時のレンズの選び方のポイントをまとめました。
私はCANONを利用しているのでその経験をもとに記載します。
まずはレンズキット
最初はよくわからないと思いますので、まずはレンズキットで良いと思います。
明るさが、画角が、寄れる寄れないとか、何を撮りたいんですか?どんな写真をとりたいのですか?などと言われてもわからないと思いますので、ひとまずレンズキットで慣れることが重要です。
2017年10月現在で言えば、Canonの18-135の標準ズームレンズは、幅広く使えてとても便利です。
この標準レンズでたくさん撮影してカメラに慣れましょう。
いよいよ追加レンズに挑戦
一眼レフに慣れて来ると、レンズを追加してみたくなります。
少しずつ知識も付き、カタログスペックと値段で興味あるレンズがいくつか出て来ると思います。
追加レンズを購入する時にまず重要な事が、『何を撮るか』と『どんな使い方をするか』になります。
- 子供が生まれ可愛く撮りたい
- 山や旅行に行くようになり風景を撮りたい
- オークションに出す写真を綺麗に撮りたい
- 運動会の写真が撮りたい
- 小学校になりスポーツを始めたのでその写真が撮りたい
- 結婚式で利用したい
撮りたいものと使い方(シチュエーション)が決まると、機能要件が見えてきます。
撮影対象と必要な要件
例えば、赤ちゃんを撮る場合は、室内の撮影が多くなると思います。
外に行ってもそこまで遠くから撮ると言う事はありません。
赤ちゃんはあまり動かないので、赤ちゃんとの距離は自分が動けばある程度調整できます。
以上のような事を考えると、
室内(暗い所)でも綺麗に撮れる
室内でも全体が入る焦点距離
あたりが重要になってきます。
ここで標準レンズでどのくらいの焦点距離で撮っているかを改めて確認して見てください。
恐らく室内だと18〜50mm位になるのではないかと思います(APS-Cカメラ想定)。
明るさはf1.8が理想ですがf2.8くらいであれば室内の暗さでも綺麗に撮れると思います。
明るいレンズ、f値の小さいレンズを利用する事で、
- シャッター速度を上げる
- 感度を下げる事ができる
という効果があります。
シャッター速度が大体1/50秒より遅くなると手ぶれしやすくなり、 感度が大きくなると写真にノイズが入り、ざらつき感が出てしまいます。
明るいレンズはこれらを抑える事ができるので、被写体をより綺麗に撮る事ができます。
これは赤ちゃんを例にした一つの考え方ですが、幼稚園や保育園の運動会などの要素が加わると、スペック要件が異なってきます。
ですので、何を撮りたいかと言うのが重要になります。
先を見越したレンズのラインナップ
もう一つ重要な事が、少し先を見越して買うという事です。
赤ちゃんの写真を例に少し説明します。
CANON では50mmのf1.8の撒き餌レンズがあります。
非常に楽しいレンズで私も持っています。
ただ、狭い室内で撮るには50mmは少し近すぎるのです。
だから、赤ちゃん全体を撮りたい時は、標準レンズにしないといけない。でも、標準レンズは暗いので物足りない。 というようなことが発生します。
そこで、35mmのf1.8や35mmのf2などのレンズを新たに追加したくなります。
そしてもし追加購入してしまうと 18-135mm 35mm 50mm と、明るさが異なるとはいえ、18-50mmの間を撮れるレンズが3本になってしまっています。
こうなると50mm以内が撮れるレンズが3本になってしまいます。
そして付け替えが面倒になったり、赤ちゃんも大きくなり要件が変わってきてしまうこともあります。
結果、明るさを少し犠牲にしてf2.8の18-50mmのレンズにしておけばよかったなどという事が起きる可能性があります。
こうなるとレンズ沼にはまってしまいますので、レンズを追加する際は、注意してください。
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